京都~新大阪~大阪~和歌山~白浜~新宮を4、5時間ほどかけて走る特急くろしお。
南海トラフ臨時情報により、和歌山止まりになっていましたがたまたま乗車する機会があったのでどんな様子か見てきました。
お盆休みのシーズンにも関わらず割と空席があるように感じました。
駅の表示
上の写真は天王寺駅で撮影したものですが、普段は観光地として有名な白浜や新宮などと表示されているのですが「和歌山」と表示されています。
用事があったので和歌山駅までやってきました。
通常なら到着後すぐに出発するので、乗車と撮影の両立は難しいのですが今回は始発駅になるので10分前から停車していました。
通常と違う点は駅員が肉声放送で通常よりも呼びかけをしていた点です。去年の6月にも訪れたのですが、その時より明らかに混んでいました。やはり誤乗車防止のために駅員さんも大変です。
臨時便も設定されていましたが、乗車するのは通常便のくろしお24号。
お盆という繁忙期なので通常の6両に加えて3両増結されていましたが、実際に乗車してみると窓側・通路側の両方が空いている列が少なくとも5~6列ほどあった感じです。
車内は観光客らしき人がほとんどでしたが、人が意外と少ないこともありかなり静かでした。
車内へ
15:50、しっかりと時刻通りに和歌山駅を出発し、3分ほど経った頃には紀ノ川を渡っていました。
いい感じに日が差していてきれいです。
紀ノ川を渡り終わるとゆっくり加速していき、スピードメーターを見てみると100km/h以上出ていましたが、やはり車内は静かでかすかに聞こえるモーター音と揺れで伝わるジョインド音が最高でした。
ちなみに今回の乗車では113km/hぐらいが最高速度でした。新快速に負けない疾走は最高でした。
和歌山から体感的に10~20分ほどで新家駅を通過。山中渓から先、天王寺方面に駅を通過していくにつれて、山や川・田んぼという緑に囲まれた田舎らしい風景から住宅街らしい風景に変わってきました。
こんな感じの風景も都会とは違ってまた、いいですよね。
日根野駅に到着する前に少しだけ「吹田総合車両所日根野支所」と呼ばれる車両基地が見えました。
調べた限りだと阪和線で運行されている車両のほとんどの車両がここに所属しているようです。
風景を楽しむこと25分、数少ない停車駅、日根野駅に到着しました。
和歌山~日根野の区間で特急に乗車される人は少ないのでしょう。降りられる人も乗られる人もほとんどいませんでした。
日根野駅には一度、関空へ行く際に通過したのですがその時はイオンがあることに気づきませんでした。
日根野を出てしばらくすると「毎日牛乳」と書かれた大きな牛乳瓶が窓に映し出されました。
後ろの小さな子どもも車窓を見られていて、「牛乳瓶だ~」と楽しんでいました。とてもかわいらしかったです!
どうやらこの建物は和泉府中あたりで見れる「工場」らしいです。
さらに乗車していくと「吹田総合車両所日根野支所鳳派出所」と呼ばれている車両基地を過ぎ、鳳駅に近づいたことを知らせてくれました。225系が2編成仲良く止まっていますね。
調べてみるとこっちは停泊、つまり仮置き(?)用の車両基地だそうです。
鳳駅では東羽衣線の4両の小さな電車を車内から見ることができました。
阪和線は高頻度運転なので、いろんな駅で抜かしていきますが鳳駅でも1本先行の電車を抜かしていきました。
鳳から少し先、2~3駅ほど通過した頃、電車が詰まってきたのか、60km/hぐらいまで減速をしていました。
ですが、乗車した電車を含めて遅延はしていませんでした。恐るべし、阪和線。
ゆっくりな速度を保ちながら浅香駅を通過。駅のホームには人はあまりおらず、静かな駅です。
ホームを過ぎたと思えばすぐに鉄橋へ。有名な撮影地、大和川の土手を見下ろします。
長居駅を通過してしばらくすると「ヨドコウ桜スタジアム」が見えてきました。
そのタイミングで速度も上がっていき、80km/hまで加速していきました。
天王寺駅では、関空・紀州路快速などが発着する18番のりばに到着。日根野ほどではないものの、降りられた人はまあまあな感じです。各車両から数人が降りていきました。
天王寺から環状線を走行し20分、大阪駅うめきた地下ホームに到着しました。ここでは殆どの方が降りていき、車内を見てみるとほんとに2,3人ほどしか残っていませんでした。うめきた地下ホームの需要はかなりあるみたいですね
今回乗車していた電車は、289系。その中でも3両増結の方に乗車していました。
最後に未来感あふれるホームと絡めて写真を撮り、くろしおは無事に新大阪へ向けて出発していきました。