春休みシーズンなので大井川鐵道沿線に遊びに行ってみました。
2024年4月現在、令和4年の台風の影響で本線の川根温泉笹間渡~千頭間と井川線の井川~接岨峡温泉間は運休になっていました。
この記事では、SL・ELはもちろん、あぷとライン・普通電車を紹介します!
SL・EL
まずやってきたのは新金谷駅。
ここからSLに乗車して行きます。
国鉄から譲渡されたC10系蒸気機関車がまだ現役で走ってます。
1930年(昭和5年)にデビューしたので約90歳ということになります。
車内はこんな感じです。令和の今でも昭和を味わえるレトロな車内です。
座席番号が書かれたプレートですが、フォントが昔らしさを演出していていいですね。
個人的に昭和らしいと感じたのは客室の天井部分です。
扇風機がそのまま屋根に取り付けられている姿は電車のすっきりした天井ばっかり見てきた身からすると「昭和らしいな」と感じました。
そうして、あまり乗車したことのない昔の客車の雰囲気を味わって30分、家山に到着しました。
駅名標も客車も国鉄なのでまるでタイムスリップしてしまったような気分になれました。
大井川鐵道を走るSLは、昔千頭まで行っていたそうですが冒頭で説明した通り今のところは家山で折り返しをしているようです。
車内販売
大井川鐵道を走るSLにはここ最近姿を消しつつある車内販売があります。
車内販売でしか購入できない商品・グッズもあるので乗車した際はぜひ買ってみてください。
井川線(南アルプスあぷとライン)
突然ですが、この景色綺麗だと思いませんか?
この写真は、井川線の奥大井湖上駅の近くで撮影しました。
写真のように、山に囲まれた中を走るのが井川線です。
駅を降りてすぐのところに展望台があるので、そこから上のような写真を撮影することができます!
写真については以上にして、早速乗車していきたいと思います。
今回は長島ダム駅から乗車していきます。
駅舎は写真の通り、小さなつくりになっています。
飾り気が無く、少し汚れている駅名標が味を出しています。
あぷとラインの車両の一つ、DD20を先頭にやってきました。
客車は「小さいな~」と少し感じるくらいです。
やはりここも、レトロさが感じられます。
車内を少し眺めてみると、車両真ん中付近にマイクであろう電話機と何に使うかわからないハンドルがありました。
電話機はわかるのですがハンドルは一体何のためなのでしょうかね?
約20分ほどの乗車で、目的地の奥泉駅に到着しました。
どうやらDD20系が牽引してたのはスロフ310という客車だそうです。
少しだけの乗車でしたが、赤くて小さい可愛らしい列車、「南アルプスあぷとらいん」とはお別れ。
ここまでの風景はしっかりと目に焼き付けました。
乗車してみての感想ですが、走行中は常に「キィーキィー」と擦れるような音がしていました。
エンジンとかの機械音が好きな人間なのでそこまで気にならず、なんなら音を楽しんでいましたw
普通電車
普通電車に乗るために、再び家山駅にやってきました。
駅舎を含めて駅前もかなりレトロだな~と感じました。
家山駅には、古そうな赤いポストがありました。
家山駅の構内にはSLの車両番号が書かれたプレートやSLのイラスト・写真などたくさんのSL関連のものが飾られています。
今回乗車した電車は、元近鉄16000系です。
昔、近鉄にいた頃は特急として走っていましたが、大井川鐵道にいる今は普通車として運転されています。
座席は昔、特急と謳っていただけあって普通車とは思えないくらい豪華です。
肘掛けの下あたりにある白いレバーはリクライニング用のレバーで、これを操作しながら体重をかけると座席が倒れます。
途中の駅でSLとすれ違うこともありました。
少し古めの特急車両の隣を古い客車が通過していくんです。
現在のような電車とは一味違う車窓が楽しめます。
こうしてみるとやはり少し昔にタイムスリップしたようですね。
家山から約30分くらいの乗車で、あっと言う間に新金谷駅に到着しました。
この記事はここで終わりですが、最後に新金谷で楽しめるポイントを2つ紹介してこの記事を締めようと思います。
Point1 転車台が見れる
SL・ELの向きを変える際、転車台と呼ばれる回転する線路が必要です。
電車になった今ではあまり見かけることはありませんが、大井川鐵道には2つ千頭と新金谷にあります。
新金谷まで訪れたときはぜひ見てみてください。
Point2 SLグッズが買える
新金谷に来たら転車台はもちろん、もう1つ行ってほしい施設があります。
それは、PLAZA LOCO(プラザ・ロコ)です。
場所は新金谷駅の反対側にあり、SLを降りてすぐにいけます。
ここでは、SL・ELの特急券だけでなくSL・ELグッズやお土産・駅弁などたくさんの商品が販売されてます。
また、昔のSL・駅舎のミニチュアがあるので商品を買うだけではなく、昔らしさに触れることもできます!
終わりに
大井川鐵道の沿線にはたくさんの見どころがあるのでぜひ足を運んでみてください!